熱で金属光沢のある箔を加熱圧着する加工です。


【長所】
つやのある金や銀のフィルムがありますので、豪華さを表現できます。
紙・塩ビ・PP・布・皮革など、印刷可能な素材の幅が広いです。
小ロットの場合、他の印刷よりも安価です。

【短所】
平面への印刷に限られます。色数に限りがあります。
熱圧着の為、熱に弱い素材への広い面積での印刷には適しません。
印刷面に凹凸があると、箔がうまく付着しない場合があります。

金属や木製の枠に絹地布目（シルク）のあるスクリーンを張り付け、これを加工して版を作成します。
版にインキをのせ、スキージというゴムベラを使って刷り込み、細かい織り目を通し てインキが抜け落ち、紙の上に定着した所に色がつきます。

【長所】
立体物にも印刷が可能です。
箔押し同様印刷可能な素材の範囲が広いです。
色数に応じて版を変えることで、多色印刷が可能です。

【短所】
印刷色のチェック（色校正）が必要な為、箔押しに比べて納期がかかります。

画線部にはインキが付き、非画線部は水との反発によりインキを弾く性質を利用して印刷します。（水と油の反発作用）
版から直接紙にインキを移すのではなく、1 度ゴムローラーに転移してから紙に印刷を行うので、オフセットと呼ばれています。

【長所】
インキの掛け合わせによって、どんな色にも対応できます。（写真表現も可能）
大ロットの印刷では、箔押し・シルク印刷よりもコスト・納期面で有利です。

【短所】
比較的薄手の素材（紙・PP・塩ビ等）以外の印刷ができません。
またPP の場合、コロナ処理と呼ばれる表面加工が施された生地のみ対応可能です。
印刷色のチェック（色校正）が必要な為、箔押しに比べて納期がかかります。