パッケージの開封口について
教えて!ニックスのコーナーです。
私たちが普段コンビニエンスストアやスーパーなどで購入する多くの商品は包装された状態で販売されています。
今回は小さなパッケージの開封口の加工について簡単に紹介いたします。
開封口“ノッチ”
袋包装には開封するための切れ込みが入っているものが多くあります。
この開封用の切れ込みを包装業界ではノッチ(英:notch/切れ込み)と呼んでおり、
そのカタチによって呼び方が異なります。
ノッチとしての機能はどの形状もほとんど差はなく、例えば印刷などパッケージデザインへの影響を最小限にしたい場合はIノッチ、切れ込みの位置を視覚的に目立たせたい場合はその他のノッチが選択されることが多いです。
また、機能面からアルミなどが包装の素材とし採用されている場合、鋭利に加工されたノッチ部分で手を傷つける恐れがあるため、セーフティノッチと呼ばれる微小な穴あけ加工にて易開封性を持たせているものもあります。
●Iノッチ
●Uノッチ
●Vノッチ
●ベースノッチ
●セーフティーノッチ
比較的大きな袋の場合は写真のように袋の裏面の縦シールの部分(背貼り)を掴んで開封する事もできますが、小さな袋の場合は掴みづらくノッチは欠かせません。
小さな加工ではありますが、パッケージとしての開封しやすさという面で消費者に大きな利便性をもたらすノッチについてのご紹介でした。