こんにちは。教えて!ニックスのコーナーです。
前回は、海外へ商品を輸出する際に必要となる書類や手続きの流れなど貿易実務についてご紹介しました。
輸出手続きが完了した後、実際に貨物を輸送するには商品を一つひとつ船に積み込むのではなく、コンテナにまとめて積み込み、そのコンテナごと船で運びます。
そのため、貨物の大きさや種類、重量などに合わせて適切なコンテナを選ぶ必要があります。
今回は、輸送でよく使われるコンテナの種類やサイズ、積載できる貨物量について簡単にご紹介します。
前回の教えて!ニックス 第48回はこちら目次
・コンテナの種類
・コンテナのサイズ
・コンテナに積載できるパレットの数
コンテナの種類
運ぶ貨物に合わせて構造が異なる様々な用途に対応したコンテナがありますが、今回はよく使用されるコンテナを中心にご紹介します。
種類 | 特長 | |
|---|---|---|
| JRコンテナ | 鉄道輸送で使用されるコンテナです。トラックなどで集荷した貨物をJRコンテナに積み込み、貨物駅から鉄道で長距離輸送することで、トラックと鉄道を組み合わせた輸送ができます。 | ![]() |
| ドライコンテナ | 最も一般的なコンテナです。 衣類や家具、日用品、機械部品など温度管理が必要ない一般貨物の輸送に使用されます。 | ![]() |
| リーファーコンテナ | コンテナ内部の温度を管理できるコンテナです。冷凍・冷蔵が必要な食品など、温度管理が必要な貨物の輸送に使用されます。 | ![]() |
コンテナのサイズ
鉄道輸送でよく使用されるJRコンテナは12ft(フィート)コンテナが代表的です。
12ftは約3.7mにあたり、海上輸送で使用されるコンテナよりも小型です。
JR貨物では、12ftコンテナのほか、31ftや20ftなど、用途や輸送する貨物に合わせた様々なコンテナが使用されています。
一方、海上輸送でよく使用されるのが20ftと40ftのコンテナです。
40ftコンテナは20ftコンテナの2倍の長さがあります。
また、40ftハイキューブと呼ばれるコンテナは通常の40ftコンテナより高さが約30㎝高く、かさばる貨物や背の高い荷物の輸送に選ばれることがあります。
ft(フィート)は長さを表す単位の一つで、1ftは約30.48cmです。
■コンテナのサイズ(外寸)
長さ | 幅 | 高さ | コンテナ自重 |
|
|---|---|---|---|---|
| JRコンテナ | 3,715㎜ | 2,450㎜ | 2,500㎜ | 約1,500㎏ |
| 20ftコンテナ | 6,058㎜ | 2,438㎜ | 2,591㎜ | 2,200㎏ |
| 40ftコンテナ | 12,192㎜ | 2,438㎜ | 2,591㎜ | 3,740㎏ |
※JRコンテナは代表的な19D形式の数値です。コンテナの形式によって寸法や重量などが異なります。
積載できるパレット数
コンテナに貨物を積み込む際には、パレットが使われることがあります。
パレットとは貨物をまとめて載せるための代のことです。貨物をパレットに載せることで、フォークリフトなどを使って荷役作業を効率よく行うことができます。
パレットには様々なサイズがあり、日本でよく使用されているものとして、T11型(1,100mm×1,100mm)やT12型(1,200mm×1,000mm)があります。
また、海外との輸送では、ユーロパレット(1,200mm×800mm)が使用されることもあります。

そのため、同じコンテナでも使用するパレットや並べ方によって積載できる枚数も変わります。
T11型パレットの場合、12ftコンテナには約6枚、20ftコンテナには約10枚、40ftコンテナには約20枚を床に1段で積むことができます。
今回は、輸送に使用されるコンテナの種類やサイズ、積載できる貨物量についてご紹介しました。
大きさや種類だけでなく、貨物の形状や重量、積み方などを考えながら適したコンテナが選ばれています。
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