用語集

あ行

用語意味
ISO
国際標準化機構(International Organization for Standardization)の略称です。
国際的に通用する規格を決定することが主な活動であり、ISOが制定した規格をISO規格といいます。
ISO規格は円滑な国際的取引や製品の均質化を図り、製品やサービスを世界中で同じ品質、同じレベルのものを提供するための国際的な基準となります。
ISO13485医療機器に関する品質マネジメントシステムの規格です。
その他の代表的な規格とは異なっており、世界の医療機器法令規制の整合性を促進することを目的として制定されました。
ISO9001の規格構成をベースとして、医療機器における安全性の確保や法律の遵守について言及されています。

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・北海道工場|拠点一覧
・南アルプス工場|拠点一覧
ISO14001環境マネジメントシステムの規格です。
自主的な環境への取り組みを支援するために制定され、環境を保護しながら企業の環境パフォーマンスを向上させるためのマネジメントシステムです。
自らが発生させた環境への負荷に対して企業が環境保全活動に取り組み、その結果どれだけ環境の負荷を削減できたかを示す指標を環境パフォーマンスと言います。

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・北海道工場|拠点一覧
・南アルプス工場|拠点一覧
ISO9001品質マネジメントシステムの規格です。
会社や組織が提供する「商品やサービス」の品質向上を目的として、継続的に改善する仕組みの実現に必要な事柄を定めた規格となります。
また品質のみに限らず、価格や納期といった顧客要求事項 を満たすことも求められます。

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・北海道工場|拠点一覧
・南アルプス工場|拠点一覧
ISO認証組織が構築したマネジメントシステムや提供する製品やサービスの品質を審査登録機関が国際的規格に基づいて審査し、適合と判断した場合に認証することを言います。
ISO認証に合格するとリストに登録され、その組織に対して認証書(登録証)を発行されます。
また、競合他社との差別化や海外市場に参入しやすいなど社会的な信頼につながります。
圧縮成形(コンプレッション成形)熱硬化性樹脂プラスチックの代表的な成形方法で圧力と熱によってプラスチックを成形します。
加熱した金型に成形材料を入れ、圧力を加えて成形します。
プラスチックが発明された当初から使用されている古典的な方法であり、現在は台所用品や電気絶縁部品の成形などに採用されています。

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・プラスチックの成形方法|教えて!ニックス 第6回
糸バリプラスチック成形における不良の一つです。
金型の型開きの際に、固化しきらなかった樹脂がスプルー(射出成形機から射出注入されたプラスチックが流れ込む通路)頂点から糸状に伸びたり、
ゲート切れが悪く、糸状に伸びている状態を指します。
色ムラ成形品の色合いが均一ではなく、濃淡のムラが出てしまう外観不良の1つです。
筋状、マーブル模様が現れ、濃い色では目立ちにくく、薄い色では目立ちます。
インジェクション成形(射出成形)プラスチック樹脂を加熱溶解し、シリンダーから金型の中に射出することで成形品を得る成形方法です。
射出成形とも呼ばれます。
射出成形では、様々な形状の製品を正確に素早く大量に製造することができるため、日用品をはじめとした幅広い分野の製品の成形方法として利用されています。

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・プラスチックの成形方法|教えて!ニックス 第6回
インモールド成形事前にデザインや柄が印刷されたフィルムを用意し、成形時に金型内に挟み込むことで、
製品表面にフィルムを固定する成形方法です。
成形と同時に加飾することで成形後の印刷工程を減らすことが可能であり、印刷フィルムによる美麗な表現が可能です。
ウェット製法パルプモールドの成形法の1つ。プレス成形型で熱成形をすることにより、強制乾燥をさせる製法です。
成形後に乾燥を行うDRY(ドライ)製法に比べて美粧性が⾼く、化粧品や高級家電のトレイとして利用されています。

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・パルプモールド |取扱製品・サービス
・パルプモールド②|教えて!ニックス 第11回
・サステナビリティ
ウエルドライン成形品の表面にライン状の模様が現れる成形不良の一つです。
金型に接した樹脂は急速に冷却され固化した樹脂同士の合流部分がV字型の溝となって線状の跡になることが特徴です。
エイジングプラスチック業界で使われる「エイジング」とは主にプラスチック成形後に行う熱処理のことを言います。
エイジングを行う目的としては、成形による歪みや残留応力を緩和させるといった目的があります。
押出し成形一定断面形状のわずかな隙間から押出すことで加工する方法です。
注入口から樹脂をシリンダーに入れ、スクリューと呼ばれるねじを廻して樹脂を前方に送ることで、樹脂を送りながら練り、溶融させ、金型や口金から押し出すことで成形します。
この金型や口金の形状によってフィルムやシート状、袋状ホースやストローのようなチューブ状やパイプ形状などを成形することが可能です。

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・プラスチックの成形方法|教えて!ニックス 第6回

か行

用語意味
カーボンニュートラル温室効果ガスの排出を全体としてゼロとするということを指します。
原料となる植物が育つ際に光合成によって二酸化炭素を吸収しているため、
排出量と吸収量の総量では大気中の二酸化炭素の増減に影響を与えないという考え方の取り組みです。

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・環境に配慮したプラスチックとは|教えて!ニックス 第4回
回転成形回転成形とは、大型のブロー成形ともいえる成形方法です。
金型を加熱しながら回転させることによって樹脂を金型のデザインに沿って付着させて成形します。
回転成形ではペレットを0.5ミリ程の大きさまで粉砕して使い、大型なタンクや容器などの成形に利用されます。

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・プラスチックの成形方法|教えて!ニックス 第6回
金型金型とは、製品を生産するための金属で製作した型枠の総称のことを言います。
この金型に樹脂の材料を流し込んで成形します。
同一形状のものを連続して大量に作ることができることが特長になります。

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・企画から量産まで|取扱製品・サービス
カレンダー成形プラスチックの成形方法の一つで、
加熱したロールの間で樹脂を練りながら溶融させ、複数回ロールのあいだを通して所定の厚さに引き伸ばして成形する方法です。
幅の広い平らな製品をつくるのに適しており、フィルムやシート、プレートなどの成形に利用されます。

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・プラスチックの成形方法|教えて!ニックス 第6回
気泡私たちの業界における「気泡」とは、成形品の中に空気の泡のような空洞が発生する不良を指します。
ボイドとも呼ばれ、製品の強度を低下させる要因にもなります。
成形品内部に発生するため、透明でないと分かりづらく見落とされることもあります。
組立て成形した部品を組み立てて製品にする工程の一つで、アッセンブリーとも言います。
部品同士の組立てやその他の製品への組み付けの際に、この加工方法が有用です。

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・塗装・印刷・加工・組立|取扱製品・サービス
グリーンポリエチレン主にプラスチック容器やポリ袋の原料となる植物由来の樹脂です。
主原料がサトウキビであり、サトウキビの育成段階でCO2を吸収しているため、最終的な処分時のCO2排出量をゼロ(カーボンニュートラル)とみなすことができます。
地球温暖化の抑制に大きな効果となるとされています。
クリーンルーム空気中に浮遊する微粒子や微生物が限定されたレベル以下に管理された空間のことをいいます。
クリーンルームはJIS規格およびISO規格によって空気清浄度ごとにクラス分けが行われており、用途や求められる清浄度レベルなどに応じた管理が求められます。

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・クリーン環境|取扱製品・サービス
・北海道工場|拠点一覧
・南アルプス工場|拠点一覧
原油価格原油を取引する際の単位である1バレルあたりの価格を指します。
原油価格は需要と供給のバランスによって決まっており、ナフサ価格もこれに影響されます。

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・ナフサと原油|教えて!ニックス 第1回
高周波ウェルダー高周波誘電加熱によって熱可塑性樹脂を溶接する方法を高周波ウェルダーと言います。
高周波ウェルダーを用いた溶接を溶着と呼び、金型と素材が接する部分のみ、高周波によって分子を振動させて発熱させることにより、部分的に溶着することができます。

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・フィルム・シート加工品|取扱製品・サービス
・拠点一覧|岡山工場
コールドランナーコールドランナーは成形品へ樹脂を流すためのランナーも金型内で冷却され、成形品とともにスプルー・ランナーも取り出されるランナー方式です。
ランナーには成形品への樹脂の流入速度を制御したり、冷えた樹脂を除去する役割があります。
スプルー・ランナーは不要になるため成形後、後工程の作業が必要になります。
コンタミ英語で不純物という意味のコンタミネーション(contamination)の略称です。
プラチック業界では成形品に異物・不純物が混ざりこむ成形不良の一種を指す言葉です。
成形シリンダー内で堆積、劣化したものなどが混入することで起こる現象です。
コンプレッション成形(圧縮成形)熱硬化性樹脂プラスチックの代表的な成形方法で圧力と熱によってプラスチックを成形します。
加熱した金型に成形材料を入れ、圧力を加えて成形します。
プラスチックが発明された当初から使用されている古典的な方法であり、現在は台所用品や電気絶縁部品の成形などに採用されています。

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・プラスチックの成形方法|教えて!ニックス 第6回

さ行

用語意味
シート成形(熱成形)シート(プラスチック板)を加熱し軟化させ、真空、圧空、金型等で外力を加え、型の形状を写し取って成形する方法です。
卵パックやコンビニ弁当の容器といった薄肉容器を作るのに適しています。

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・プラスチックの成形方法|教えて!ニックス 第6回
・原材料|取扱製品・サービス
・フィルム・シート加工品|取扱製品・サービス
自家蛍光自家蛍光とは光を吸収した際に、細胞の構造や性質などによって発生する光の自然放出のことです。
ポリスチレンなどのプラスチックは、主成分や添加剤に有機物を含んでいるものが多く、自家蛍光が大きくなる傾向にあります。
強い自家蛍光があると、蛍光顕微鏡観察の際に確認したいシグナルが弱い場合この自家蛍光が妨げになることがあります。

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・原材料|事業概要
射出成形(インジェクション成形)プラスチック樹脂を加熱溶解し、シリンダーから金型の中に射出することで成形品を得る成形方法です。
インジェクション成形とも呼ばれます。
射出成形では、様々な形状の製品を正確に素早く大量に製造することができるため、日用品をはじめとした幅広い分野の製品の成形方法として利用されています。

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・プラスチックの成形方法|教えて!ニックス 第6回
真空注型成形金型の代わりにシリコンゴム等を複製用の型として使用し、樹脂を流し込み成形する方法で、レジンキャストとも呼ばれます。
真空に近い状態で成形を行うため、型の隅々まで樹脂がいきわたり精度の高い製品を成形することができます。

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・プラスチックの成形方法|教えて!ニックス 第6回
3DCADCADとはComputer Aided Design の頭文字をとったもので、紙の図面ではなくコンピュータ上でデザインや設計を行うためのツールです。
3DCADではコンピュータ上の疑似3次元空間に立体的なモデルを作成し、製図を行います。
立体モデルを360度いずれの方向からも確認ができるため、製品や設計のイメージ作りがより具体的に行えます。

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・企画から量産まで|取扱製品・サービス
3Dモデリング3次元グラフィックスで、ものの形をつくる造形作業の技術・機能を意味します。
造形作業のモデリングにも様々な種類があり、CADモデリングやポリゴンモデリングなどが挙げられます。」

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・企画から量産まで|取扱製品・サービス
成形機プラスチックや樹脂の成形に使われている機械のことです。
成形方法によって射出成形機、押出成形機などが使用されます。
射出成形機は多数のメーカーが製造販売しており、機械の大きさや使用用途、精度などによって構造が異なります。また、油圧モーターを用いた油圧式やサーボモーターで作動する電動式、油圧モーターとサーボモーターを組み合わせたハイブリッド式などがあります。
生分解性プラスチック通常のプラスチックと同じように使える耐久性を持ち、使用後は微生物の働きにより水と二酸化炭素に分解されるプラスチックのことを指します。生分解性プラスチックのメリットは廃棄物の再資源化です。日本ではコンポスト用ゴミ袋や農業用マルチフィルムとして利用されています。

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・環境に配慮したプラスチックとは|教えて!ニックス 第4回
生分解性プラマーク日本プラスチック協会に認定された、生分解性プラスチックを使用した製品に表示することができる認証マークです。以前まではグリーンプラマークという名称で使用されていましたが、2021年7月から生分解性プラマークへ名称変更となりました。

た行

用語意味
超音波溶着プラスチック樹脂に荷重を加えながら、超音波振動のエネルギーを使って摩擦熱によって接合する方法です。
超音波溶着では溶着時間が1秒前後と短時間で接合できること、溶剤や接着剤を使用せずに気密溶着が可能であることなどの特徴が挙げられます。

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・ハイフォン工場|拠点一覧
都度決め樹脂価格はナフサ相場の変動により決定され、ナフサフォーミュラと都度決めという2種類の方式が採用されており、その時の市況や需給バランス等によって決められた国産ナフサ価格を前提として価格改定を行う方法を都度決めと言います。都度決めはジャン決め、市況決めとも言われています。

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・ナフサと原油|教えて!ニックス 第1回
ドライ製法パルプモールドの成形法の1つ。
原料を金型できあげて形成した後、そのまま乾燥させて完成です。その後にプレスを施すことによって厚みや強度を調整したり、表面を整えることもあります。 比較的安価で、成形時間も短いことから、大量生産に適しています。

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・パルプモールド |取扱製品・サービス
・パルプモールド②|教えて!ニックス 第11回
・サステナビリティ

な行

用語意味
ナフサ原油を常圧蒸留装置によって蒸留分離することで作られる石油製品のひとつです。
ナフサからは石油化学基礎製品と呼ばれるプロピレンやエチレン、ブタジエンなどが作られます。
ナフサはガソリンに似た見た目の透明な液体で、揮発性が高く未精製のガソリンであるため、粗製ガソリンとも呼ばれます。

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・ナフサと原油|教えて!ニックス 第1回
ナフサ価格石化原料用ナフサの輸入平均価格のことを別名MOF価格と呼びます。財務省の英文表記「Minister of Finance」の頭文字を取ったもので、日本にナフサを輸入するときの平均価格は、毎月財務省が発表していることからそのように呼ばれています。
また、MOF価格に対して、1kl当たり2000円を足した価格が国産ナフサ価格となります。

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・ナフサと原油|教えて!ニックス 第1回
ナフサフォーミュラ樹脂価格はナフサ相場の変動により決定され、1年間を4期に分けて樹脂価格の改定を行う方法をナフサフォーミュラといいます。
ナフサフォーミュラはナフサスライド、ナフサ運動とも言います。

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・ナフサと原油|教えて!ニックス 第1回
軟包材プラスチックフィルムやアルミ箔、紙など柔軟性のある素材を使った包装の総称です。
プラスチックフィルムでは主にポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオレフィンなどを使用します。
加工がしやすく伸縮性に優れ、バリア性や透明性も備えているため生鮮食品や出版物の包装などに用いられています。

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・フィルム・シート加工品|取扱製品・サービス
2次加工射出成形やブロー成形等の一次加工後に行われる、塗装や溶着、機械加工などを二次加工といいます。
成形加工のみでは表現できない形状や色彩などは二次加工を行うことで仕上げます。
熱可塑性樹脂熱可塑性樹脂は熱を加えると液化し、冷却することで固化する樹脂です。
また、一度硬くなっても加熱すると再び軟らかくなる性質を持っています。
ポリプロピレンやポリエチレン、ポリカーボネート等、熱可塑性樹脂の多くは大量生産に向いているため家庭用品・日用品に使用されています。

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・プラスチックの分類・種類|教えて!ニックス 第5回
熱硬化性樹脂熱硬化性樹脂は一定温度までは液体状態になりますが、熱を加え一定温度を超えると固化する性質を持ちます。
代表的な樹脂として、フェノール樹脂やシリコン樹脂、メラミン樹脂などがあげられます。
用途としては、電気器具や飛行機部品などの難燃性や耐熱性を要求される製品に用いられています。

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・プラスチックの分類・種類|教えて!ニックス 第5回
熱成形(シート成形)シート(プラスチック板)を加熱し軟化させ、真空、圧空、金型等で外力を加え、型の形状を写し取って成形する方法です。
卵パックやコンビニ弁当の容器といった薄肉容器を作るのに適しています。

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・プラスチックの成形方法|教えて!ニックス 第6回

は行

用語意味
バイオマス動植物などから生まれた生物資源の総称です。
生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、石油などの化石燃料を除いたものを指します。

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・環境に配慮したプラスチックとは|教えて!ニックス 第4回
バイオマス原料食品廃棄物、稲わら、木くず、農林水産物などを原料としたものを指します。
液体燃料や電気、熱などのエネルギーや工業原料、生分解性プラスチック等の製品が生産され、様々な用途に利用されます。

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・環境に配慮したプラスチックとは|教えて!ニックス 第4回
バイオマスプラスチックトウモロコシなどの穀物資源やサトウキビ等から取り出される糖類など、再生可能な有機資源を原料として作られるプラスチックです。
焼却時に二酸化炭素は発生しますが、バイオマスのもつカーボンニュートラル性から環境にやさしいとされています。

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・環境に配慮したプラスチックとは|教えて!ニックス 第4回
バリ成形された製品の外周や縁にプラスチックがはみ出した状態のことを言います。
金型のパーティングラインに沿ったエッジ部分や突き出しピンなどの隙間から樹脂が出ることで発生する成形不良の一種です。
パルプモールド紙の原料となるパルプを原料とした成形品や成形手法を指します。
プラスチック成形品と比較して生分解性や通気性がよく、卵のパックや家電の緩衝材として使用されています。

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・パルプモールド |取扱製品・サービス
・パルプモールド|教えて!ニックス 第10回
・パルプモールド②|教えて!ニックス 第11回
・パルプモールドのトレンド|教えて!ニックス 第12回
・サステナビリティ
バレル原油の量の単位をバレルといいます。
昔は樽(バレル)を使って原油の取引をしていた名残で現在も使用されています。
1バレルは約159リットルとなります。

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・ナフサと原油|教えて!ニックス 第1回
ヒケ成形品の表面に凹みや、歪みが出てしまう成形不良の一つです。
樹脂を金型内に流し、冷えて固まる際に収縮することで発生します。
ピンホール針で開けたような小さな穴が開く成形不良をピンホールと呼びます。
射出成形におけるピンホールは成形品の表面に穴が開いている状態を言います。
不織布文字通り「織らない布」のことで、繊維を集積して機械的、化学的作用により結合させたり、圧力をかけた水流で絡ませたりして作ります。不織布の素材にはウールやコットンといった天然素材や合成繊維やパルプなど様々なものが使われます。

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・フィルム・シート加工品|取扱製品・サービス
プラスチックプラスチックとは、熱や圧力を加えることで所定の形に成形ができる高分子物質のことで、合成樹脂とも呼ばれます。
「plasticity(可塑性)」という英語や「plastikos(可塑性のある)」というギリシャ語が語源と言われています。
プラスチックマグネット/ プラマグプラスチックマグネット(プラマグ)とは、磁性粉にナイロン系樹脂を混ぜて射出成形したマグネットです。
量産性が高く成形性に優れており、高い寸法精度で様々な形状の製品の成形が可能です。
用途としては、自動車やスマートフォン、空調、冷蔵庫などといった様々な製品のセンサーやモーター部品として使用されています。

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・プラスチックマグネット|取扱製品・サービス
・プラスチックマグネット|教えて!ニックス 第14回
フランジ一般的には部材からはみ出すように出っ張った部分の総称です。
食品容器(プリンやゼリーのカップ)においては天面のフィルムを圧着しているつば状の部分を指します。
ブロー成形ブロー成形とは、「吹く」を意味する「blow」という言葉に由来し、溶融樹脂の内側から空気の吹き込み、膨らませて成形することから中空成形、吹込み成形とも呼ばれます。樹脂が柔らかい状態で金型内に圧縮エアーを吹き込み、金型に押し当て冷却させることで成形します。
ブロー成形の代表的な製品は、ペットボトルやシャンプーの容器などが挙げられます。

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・プラスチックの成形方法|教えて!ニックス 第6回
ペレットペレットとは、一般的に直径3~5㎜程度の粒状の合成樹脂のことをさします。
PPやPEなど、成形される前はペレットになっており、プラスチック成形時に原料として使われます。

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・原材料|事業概要
・原材料|取扱製品・サービス
ホットランナー射出成形金型において成形品まで溶融状態の樹脂を共有するシステムのことです。
ランナーレス成形とも呼ばれ、ランナーを切り離した成形品だけを取り出せます。
廃材の削減や成形時間の短縮による生産性向上も可能になります。

ま行

用語意味
メルトフローレート(MFR)溶融した樹脂の流動性を示す尺度の一つです。
樹脂を加熱・加圧し、押し出された樹脂量を測定して指標とします。
メルトフローレートの数値が大きい樹脂ほど流動性が良好とされます。

や行

意味用語
ヤケ射出成形におけるヤケとは、成形品の表面に縞または小さな斑点として黒い燃焼物が発生する成形不良の一種です。
樹脂が金型に充填される際に、金型内部に残存してしまったガスが圧縮され発熱し、樹脂の接する部分が燃焼することで発生します。
溶着溶着は樹脂の接合に利用される加工技術の一種です。
熱可塑性のフィルムやシートに熱を持たせて溶融し、圧力を加えて冷却することで接着させます。
溶着には大きく分けて、熱溶着・高周波溶着・超音波溶着の3種類があります。

ら行

用語意味
流動解析成形機から金型内に射出される樹脂の流れをデータ化して検証することです。
外観からでは確認が難しい金型内部での樹脂の動きを可視化することで、成形時に発生する不良の予測や原因分析等が可能になります。

わ行

数字、A-Z

用語意味
2次加工射出成形やブロー成形等の一次加工後に行われる、塗装や溶着、機械加工などを二次加工といいます。
成形加工のみでは表現できない形状や色彩などは二次加工を行うことで仕上げます。
3DCADCADとはComputer Aided Design の頭文字をとったもので、紙の図面ではなくコンピュータ上でデザインや設計を行うためのツールです。
3DCADではコンピュータ上の疑似3次元空間に立体的なモデルを作成し、製図を行います。
立体モデルを360度いずれの方向からも確認ができるため、製品や設計のイメージ作りがより具体的に行えます。

★こちらもご覧ください。
・企画から量産まで|取扱製品・サービス
3Dモデリング3次元グラフィックスで、ものの形をつくる造形作業の技術・機能を意味します。
造形作業のモデリングにも様々な種類があり、CADモデリングやポリゴンモデリングなどが挙げられます。

★こちらもご覧ください。
・企画から量産まで|取扱製品・サービス
ISO国際標準化機構(International Organization for Standardization)の略称です。
国際的に通用する規格を決定することが主な活動であり、ISOが制定した規格をISO規格といいます。
ISO規格は円滑な国際的取引や製品の均質化を図り、製品やサービスを世界中で同じ品質、同じレベルのものを提供するための国際的な基準となります。
ISO13485医療機器に関する品質マネジメントシステムの規格です。
その他の代表的な規格とは異なっており、世界の医療機器法令規制の整合性を促進することを目的として制定されました。
ISO9001の規格構成をベースとして、医療機器における安全性の確保や法律の遵守について言及されています。

★こちらもご覧ください。
・南アルプス工場|拠点一覧
ISO14001環境マネジメントシステムの規格です。
自主的な環境への取り組みを支援するために制定され、環境を保護しながら企業の環境パフォーマンスを向上させるためのマネジメントシステムです。
自らが発生させた環境への負荷に対して企業が環境保全活動に取り組み、その結果どれだけ環境の負荷を削減できたかを示す指標を環境パフォーマンスと言います。

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・北海道工場|拠点一覧
・南アルプス工場|拠点一覧
ISO9001品質マネジメントシステムの規格です。
会社や組織が提供する「商品やサービス」の品質向上を目的として、継続的に改善する仕組みの実現に必要な事柄を定めた規格となります。
また品質のみに限らず、価格や納期といった顧客要求事項 を満たすことも求められます。

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・南アルプス工場|拠点一覧
ISO認証組織が構築したマネジメントシステムや提供する製品やサービスの品質を審査登録機関が国際的規格に基づいて審査し、適合と判断した場合に認証することを言います。
ISO認証に合格するとリストに登録され、その組織に対して認証書(登録証)を発行されます。
また、競合他社との差別化や海外市場に参入しやすいなど社会的な信頼につながります。
MFR(メルトフローレート) 溶融した樹脂の流動性を示す尺度の一つです。
樹脂を加熱・加圧し、押し出された樹脂量を測定して指標とします。
MFRの数値が大きい樹脂ほど流動性が良好とされます。

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